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#28 〜 34 3rddg2010春の企画 2010.1.18 - 1.26 ドキュメンタリー写真という言葉が消えて久しい。写真はレンズの前にある事物や事を寸分なく描写するであろうという人類の期待を大きく裏切り、何らかのアリバイとして犯行の大いなるアシストをした。目の前の真実の半分を切り取ったはずの写真は、僕らの見ているものの共通認識という誤解を人類に理解させた。台湾の映画監督であるエドワード・ヤンの遺作となった「ヤンヤン夏の思い出」。父親のカメラで蚊を追いかける息子ヤンヤン。その写真に誰も何が写っているかは理解できない。「お互い、何が見えてるか分からないとしたら、どうやってそれを教えあうの?」「いい質問だ。だからカメラがある。撮ってみるか。」 |
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