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#38 〜 #42

3rddg2010初夏の企画
そのままのポートレイトを見たい。


2010.5.4 - 5.12
阿部真士「Snap」

2010.5.14 - 5.23
山内道雄「東京 2009.12.」

2010.5.25 - 6.2
星玄人「Hoshi haruto street photo exhibition 4 “ Osaka ”」

2010.6.4 - 6.13
原美樹子「Blind Letter」

2010.6.15 - 6.23
川島紀良「Zephyros」


写真機が世界の隅々にまで携帯され、ポートレイトは過剰に蔓延している。JPEGのなかには撮影時間、位置情報といったメタデータが撮影者の意向を問わず記録されていく。何が欠けているのか。僕らの見たい世界は検索エンジンの走査や画像の解析からは発見することができない。人間の顔は普遍だ。かつて写真機は肖像画家の特権を剥ぎ、解体し、人心を瞬く間に満たしたはずだった。今、ストリートに曝されたはずの顔には気休めのぼかしが加えられ、枯渇したこの島国の記憶と想像力のなかで、僕らはいつだって他人の目線を読み、一方で遮断し、商標登録済みの顔で埋め尽くされた広告のコンコースをすれすれの肩越しにそそくさと歩いている。顔を直視してレンズを通過した光をただ、そのまま見たい。そして、世界はそこにある。5つの連続写真展。

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