20代の頃、映画を浴びるように観ていた時期がありました。 都内の名画座を筆頭に、池袋文芸座、並木座、アテネフランセ、日仏学院、近代フィルムセンターと、一日に4〜8本と梯子していた時代です。
その中でも足繁く通った映画館に亀有名画座がありました。今年閉館10年を迎える事になり、公私ともにお世話になった支配人に何か自分なりに出来る事をしたいと思い、当時撮った写真を展示する事にしました。
この事を、日頃お世話になっている諸先輩である、原芳市氏、谷口雅彦氏にお話しをして、ご協力をいただき、今回「 幻の街 theater 」展の運びとなりました。
原芳市氏は、1970年代後半から、1980年代前半に訪れた今は亡きストリップ劇場のモノクロプリントを、谷口雅彦氏は、現在廃墟と化したストリップ劇場を、デジタルによる、カラー出力プリントで展示します。
三根潤