2014.1.10 - 1.22 
        関薫 Seki kaoru 
        線の記 
        35mm モノクロ 10×12in. 23枚 
          せきかおる・略歴 >> 
         
          
        私は私の写真に、何か名状しがたいもの、言葉で言い表すことの出来ないものが含まれている事を望む。 
        それはある種写真の持つ大きな特性の一つであるのかもしれないが、その事をより強く感じられるようなものに私は惹かれる。 
        例えばそれは喜怒哀楽のどれともとれない、えも言われぬ複雑な、身悶えするような感情であるかもしれないし、脳に爪を立てられ、引っ掻かれる様な衝撃かもしれない。またはもっとさりげなく、静かに、じわっと浸み渡って広がる情調やフィーリングの類かもしれない。 
         いずれにせよ写っているものや状況を超えて上記のような “何かしら” が立ち現われてくる写真をこれからも提示していきたい。 
           
         関薫 
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