2014.5.6 - 5.18
関薫 Seki kaoru

眩む日

35mm モノクロ 16×20in. 14枚
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私は見ることを通し衝撃を受けたり、眩暈に似た感覚を覚えたり、違和感があるように感じたり、そういったときにシャッターを切る。

シャッターを切ったあとはその場から離れることで今見たことを一旦棚上げし、中空へ放り出そうとする。それはまるで、見ることを放棄し見たことを全く忘れてしまうかの如くにである。さらに、見たことはフィルムに定着されているだろうという安心感も相まって忘却に拍車が掛かる。

私は自分が見たことを写真で見たいが為にそのようにしているのだと思う。限定的に四角くフレーミングされ、その中に見たことが写っているであろう写真で見たいが為に。そして写真で見るときには出来るだけ初見に近い新鮮な感覚で見たことに触れたいとも思う。

潜像の期間を経てフィルムに定着された‘見たこと’は新たに見られ、選択・構成され写真となる。これらの写真により見ること・見たことは補完される。

つまりこれらの写真は見ることにより生じた私の思想の航跡なのである。

 

関薫

 

2015.2.10 - 2.22
牟田義仁
「事物の事日記」

2015.1.27 - 2.8
阿部真士
「新宿2014‐2015冬」

2015.1.13 - 1.25
星玄人
「St.photo exhibition 19」


2014.12.9 - 12.21
元田敬三
「SUNPACK」


2014.11.28 - 12.7
盛田哲生
「Clip Out」


2014.11.18 - 11.26
島根径
「DULL COLOR」

2014.11.7 - 11.16
関薫
「きざはしを超える」

2014.10.28 - 11.5
星玄人
「Photo Album
2003・2006〜2013
Non-Selection 展」


2014.10.14 - 10.26
田中舘裕介
「Reverberation」


2014.10.3 - 10.12
安掛正仁
「蛞蝓草紙 -秩父行-」

2014.9.23 - 10.1
阿部真士
「新宿2010-2013」


2014.9.9 - 9.21
林朋奈
「氣の果て」

2014.8.26 - 9.7
那須悠介
「植物の名前」


2014.8.15 - 8.24
牟田義仁
「Yangon」

2014.7.25 - 8.3
盛田哲生
「Clip Out」


2014.7.15 - 7.23
阿部真士
「2011.2012」


2014.7.4 - 7.13
新山発現
「CLEAN」


2014.6.17 - 4.2
牟田義仁
「福岡 1995,1999」

2014.6.3 - 6.15
安掛正仁
「蛞蝓草紙」


2014.5.20 - 6.1
阿部真士
「2009,2010」


2014.5.6 - 5.18
関薫
「眩む日」

2014.4.22 - 5.4
牟田義仁
「事物の事日記」


2014.4.11 - 4.20
星玄人
「St.photo exhibition 18」


2014.4.1 - 4.9
盛田哲生
「Clip Out」

2014.3.21 - 3.30
林朋奈
「オーバーフロー」


2014.3.11 - 3.19
那須悠介
「植物の名前」


2014.2.28 - 3.9
星玄人
「St.photo exhibition 17 横浜」


2014.2.18 - 2.26
島根径
「DULL COLOR」


2014.2.4 - 2.16
田中舘裕介
「微かな羽音」

2014.1.24 - 2.2
マヌエル・ファン・ダイク
「Un Places」


2014.1.10 - 1.22
関薫
「線の記」



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