2015.6.16 - 6.28
星玄人 Hoshi haruto
St.photo exhibition 21 横浜
35mm モノクロ 11×14in. 25枚
ほしはると・略歴 >>
「何故写真を撮るのですか?」と、時々聞かれる事がある。相手は被写体の人であったり、そうではないけど街で話した人であったり、写真とは関係なく知りあった人だったりと様々だが、そういう時に答える言葉はなかなか難しい。「仕事では無いのですが街や人をテーマに魅力を感じた人を撮っているんです。」とそのように答える事が多いが、自分と同じ様に写真で表現をしている人やそれに携わる人以外に納得して貰う為には社会的な意味付けが無ければ理解はしてもらえない。
なんとなくわかってもらえても「じゃあ趣味なんだね。」(時に悪趣味)として位にしか認識はされない。撮るにも見せるにも相手がいることをしている訳だから仕方がないのだけど意味に裏付けされて写真をとるほうが、なんか上からみている気がして自分としては嫌なのだ。
悪意でしている訳ではないけど、お金や名声が欲しく無い訳でもないから結局は自分の欲望の為に行っている事には変わりはない。それをとことん貫き通したら、何処かにたどり着けるのだろうか?
何時もぐだぐだ考えるだけで、結局何の行動にも移してはいない。年をとる毎に不安は大きくなって来るが、それから逃れる為には、今は写真を撮る事でしかバランスを保つ方法が見つからない。それも何時まで許されるのだろうか....
嗚呼、お金がほしい...
星 玄人
|