2017.6.27 -7.9
新山発現 Niiyama hatsugen
bloomy
6×7判 モノクロ 16×20in. 23枚
にいやまはつげん・略歴 >>
それが写真であるかどうか、ということに賭けて撮ったりしているつもりだけど、じゃあその「写真か否か」という基準なり規範なりはどこまで確かなのだろうか。あるいは「どこまで写真に近付けているか、遠ざかれているか否か」という距離感でもいい。どこまで確かなのだろう。いつしかそんな基準なり距離感なりから行方不明になってしまった気がする。平行線はどこまで行っても交わらない。
閑話休題
荒れ地なり枯れ木なりに花を咲かせましょう。というわけでもないのだが、やはり写真という花を咲かせたいというのはあるように思う。それが勘違いであるにしろ。シャッターとシャッターとの間の撮り逃がし、セレクトにおける足りない感、展示における写真と写真との間の欠落、平行線が交わる場所に咲く錯誤の花。そんな意味を込めて「bloomy」とタイトルをつけた。念のため手持ちの辞書を引いてみたのだが、そんな単語はどこにもなかった。そんなもんだと思う。
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