2019.9.17 - 9.29
服部成児 Hattori seiji
東京
6×9判 モノクロ 16×20in. 22枚
はっとりせいじ・略歴 >>
二度とすれ違うことのないあまりに多くの人々。
街は目まぐるしく形を変えるけれど、発展なのか衰退なのかもうわからない。
不意に襲う憶えもないはずの郷愁。
人も街も思いも、光と闇の濃淡に溶けてゆく。
誰かの記憶や思い出に一瞬間触れては弾けるような、存在の鋭利だけを残して。
それを閃光とよび、写真とよぶのかもしれない。
誰かにとっての東京も
都市としての東京も
私にとっての東京も
溶けては弾け、
無数の閃光の交錯と集積だけが、東京になる。
服部成児 |