2020.11.24 - 12.6
前田昌樹 Maeda masaki
打敷
35mm digital
モノクロインクジェットプリント A3ノビ 22枚
まえだまさき・略歴 >>
雨、雪、展示関係の時以外、2年間房総半島北側に通い詰めたシリーズ「打式」は5回目の今回で最後になります。
前回も書きましたが、当初の思いはともかく、展示3回目からは見るものが変わってきました。
森や畑の中ではなく、集落の周辺、まさしく人の住んでいるすぐ横に、「気になるもの」非日常を感じながらら歩いていました。
林につながる細い道、家と家の間の細い筋に分け入ると、地図に載っていない神社の鳥居があったり、人の侵入を拒否するように竹が何本も通路に倒れていました。
1回の撮影で15kmから22〜3km歩くのですが、結構、驚きや面白い出会いがあって、長距離歩いていても苦にならなかったです。
房総半島(上半分)は私が小学校5年までいた土地です。どこを歩いても懐かしく、よそよそしくなく、いい時間を過ごさせていただきました。
来年は、新しいシリーズをやろうと思っていますが、「打式」の経験は次にも生き、また新しい出会いを求めて歩いて行こうと思います。
前田昌樹 |