2020.7.28 - 8.9
前田昌樹 Maeda masaki
打敷
35mm digital
モノクロインクジェットプリント A3ノビ 22枚
まえだまさき・略歴
前回1月に展示をして、2月後半から今回分の撮影を開始したが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大それに続く「緊急事態宣言」と、6月にはいるまで2回しか撮影に行けず、当初撮りたかった「春〜初夏」は撮ることができなかった。
今まで、ほぼ毎週千葉の北半分を歩いてきたが今までと違い、限られた回数の中で撮影したことで色々な事を考えずに、ただ無心に撮影できたことはいい経験になったと思います。
「打式」シリーズは最初から、2年は続けようと思い、始めました。最初は自分が子供のころの原風景をもとめて開始しましたが今は「こうあるべき」みたいなものはなく、半世紀生きてきて体に染みついた「きになるもの」だけにシャッターを切っています。
半世紀前、砂利道を通って家に帰る途中、森から光の塊が空に浮き上がってびっくりした事や、晴れた日のあさからっ風に舞い上がる砂を防ぐため、傘をさして通学してた日。
今、そんな風景はどこにもないのですが、カメラ片手に森や里山を歩いていると、たまに懐かしい気持ちになることがあります。
もう半年、歩いて行こうと思います。
前田昌樹 |