2021.8.24 - 9.5
GRAF Publishers(本山周平、國領翔太、小林正秀、関田晋也)
GRAF PHOTO BOOK2 ―東京―
35mm、6×7判、digital モノクロ、カラー 8×10、11×14in. 40点
GRAF Publishersはその今を記録する事を写真の心臓と掲げ2012年-2016年まで写真誌「GRAF」を12号まで刊行。写真展の会場は各号のテーマに沿った土地を選び全国各地で行なった。現在はメンバーの本を中心に、若手作家の本を出版するなどのセルフパブリッシングのレーベルとして活動している。
2020年にグラビア誌『GRAF PHOTO BOOK -瀬戸内・山陰-』を刊行。岡山と東京でそれぞれ写真展を行った。本展の「GRAF PHOTO BOOK2-東京-」は2作目となる同タイトルの写真集刊行と伴い写真展開催に至った。
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本山周平 Motoyama shuhei
新宿、池袋といった都市部をこれまでに発表された「日本」のシリーズでも見られる独特な距離感で掴み取る。約20年に渡り撮影された東京の日常の断片の細やかな変化を捉える。本展では、現在生活を送る東京で日常からカメラを手にし町の日々に目を向けている。近年の環境の変化や時間の経過も写真に記録した。
6×7判 モノクロ 11×14in. 11枚
もとやましゅうへい・略歴 >>(外部リンク)
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國領翔太 Kokuryo shota
今回は初のカラー作品で町田の丘陵地を中心に多摩丘陵の過去の記憶が残る地域を撮影。これまでの日本の過疎地域を中心に小さな村へと出向き取材を行った「匿名の町」や「群」シリーズと通ずる視点でそこに暮らす人々や人の営みを写し出した。
35mm カラー 11×14in. 8枚
こくりょうしょうた・略歴 >>(外部リンク)
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小林正秀 Kobayashi masahide
メンバーのなかでは唯一東京ではない場所に暮らしており、普段は自身が生まれ、生活している美作を中心に地域に根付いた創作活動を送っている。今回、初めてその地域以外の写真での展示となったわけだが、上京する際の移動の記録という方法を用いて、東京以外の土地から見える東京のイメージを具現化した。
digital モノクロ A3ノビ 14枚
こばやしまさひで・略歴 >>(外部リンク) |
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関田晋也 Sekita shinya
本山同様、日常からカメラを手にし東京の町の日々を撮っている。本展では自らが住む西東京市を中心に自身の私的な場所に目を向け、東京の断片を私的な視線で捉えた。
35mm モノクロ 8×10in. 7枚
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『GRAF PHOTO BOOK 2 ―東京―』
2,000円 / 54頁 / サイズ 203 × 254 / 300部 /
GRAF Publishers 刊
文・國竹章一
「東京、そしてネオ東京のこと」
約20年もの間写真教育に携わってきた國竹章一 氏。東京で生まれ長年若者の写真と関わりってきた眼で、日々変化していく東京についての持論を展開する。 |
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