2022.4.26 - 5.8
柴田裕哉 Shibata yuya
Y/Y
APS-C digital
カラーインクジェットプリント A3ノビ 23枚
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コロナのせいで撮影現場が大変なことになってしまい、18日まで撮影の予定が搬入の前日までひたすら撮影でした。眠くて眠くて、なにを書いて良いのかさっぱりわかりません。
そんな感じでこの展示を迎えようとしています。
とりあえず、最近はボードリヤールの本を何冊かとベンヤミンの「複製技術時代の芸術」を読みました。
面白い事がたくさん書いてありましたが、果たしてそのことが自分の写真に効果があるのか…?
写真論には役立つかもしれないけど、写真そのものにはほとんど役に立たない気もしてしまいます。
そもそもそんな風にコンセプトを立てて写真を撮るほど頭も良くないのですが、無駄ではないにせよ、そういう本を読むことにどんな意味があるんだろうか。
本を読んだことでなにかを分かった気になっているだけな気もしますし色んな本を読むことで逆に自分の言葉を失ってしまっている気がしてしまいます。
別に物事を言語化するために写真を撮っているわけではないので、自分の言葉なんてなくても良いのかもしれませんが。
それに、「言葉のための写真」ではないわけですが、それでも言葉と写真の関係を切り離すことはなかなか出来ないわけで。
でも
「この写真はなんですか?」
と聞かれたら写っている事物を説明するか、
「この写真はただの写真です。」って言うくらいで、写真と言葉の関係って案外シンプルなのかもしれない。
ていうか、写真なんて写っているものが全てなのだから、シンプルなのも当たり前っちゃ当たり前か…。
柴田裕哉 |