Hawaiicolor
セレクト/プリント/展示構成　宮沢豪

6×4.5判　カラー
タイプCプリント　16×20in.　17枚
むたよしひと・略歴 >>

意外に人の写真展のプリントは二度目。
1回目は縁起でもありませんが、サードディストリクトギャラリーの前身である、ガレリアQを作った関美比古君の追悼写真展の時でした。
　
集まった写真家の人達の会議中、1人ワンカットずつプリントして展示したらどうか？という提案をした人に対して、僕が猛反発。そんなバラバラなプリントの写真展を関くんが喜ぶわけがありますか？と、やったところ、「じゃあ宮沢君が全部責任持って一人でプリント出来るの？」「出来ます！」と売り言葉に買い言葉で引き受ける事になってしまったのでした。
　
伊藤愼一さんと佐原宏臣君のスーパーサポートを受けてなんとか満足の行くプリントを仕上げて、写真展は無事開催出来、一定の評価はいただけたのですが、毎日新聞社の高橋さんに「関はこんなに上手くないけどな」と言われてしまい、佐原君と顔を見合わせてしょんぼりした記憶があります。
　
そんな事を思い出しながら、今回のセレクトとプリントをしました。
牟田は「宮ちゃんのやりたいようにやってくれていいよ。」と言ってくれたので、やりたいようにやりました。あ、ちなみに、牟田がコニカでやった「帰去来」の並べは僕がやりました。だから選んだのは3回目か。牟田の普段と違う面が掘りおこせたら良いなと思って選んだのですが、さてどうでしょうか？

宮沢豪

当初予定していたスケジュールを変更しての展示となりました。申し訳ありません。

久々の雨傘。。
急なことだったので何をやろうかと考えたすえ、2005年に私が撮ったハワイの写真を、メンバーの宮沢豪がセレクトしてプリントして会場構成をするというプチイベント的なことに決めました。ご覧くださると嬉しいです！で、言い出しっぺは宮沢です。ほぼほぼ酔った勢いでした。出会い頭でも獲物は逃しませんぞ。挙句に宮沢は、自身の展示中にもかかわらず重労働をする始末に。さらには度重なるハプニングに見舞われたんだそう・・・本当にご苦労さまでした。

さて、ハワイはといいますと、18年前に義理の父の退職祝いに義理の父にお金を払ってもらって妻の家族に連れて行ってもらいました。なのに、写真を撮りたいから夕食までは単独行動させてくれと不躾なコトを言い出す始末。罰当たりなヤツです。しかもそれから18年間ろくすっぽベタも見ずに撮りっぱなし。宮沢のありがたい一声とアイディアに感謝です。

ハワイのことなんて、すっかり忘れていたのですが写真を見ていると色々と思い出しました。いきなり公園の公衆便所でレイプ現場に出会したことやデッカい兄ちゃんにコーラのロング缶投げつけられたり、ドラックでラリってる人に殴られたり、いきなり背後からカバンを掴まれてそれを強引に振り解いてダッシュで逃げたら全然関係のない人たちが笑いながら追っかけてきたり・・・。そうそう、学生のとき写真家の谷口雅さんが「海外で食いもんにこまったらチャイナタウン。ハズレなし」。って言ってたのを思い出してチャイナタウン行って麻婆豆腐を食べたのですが、それはもうそれまでに、いや2023年現在までもあんな不味いモンはありませんでした。作り方ば教えちゃろうかって思ったくらいです。こんなんにチップ払わなきゃいけないの？って。

あっ、まだまだ思い出してきました！が、キリがないのでこのへんで。ハワイ島の星空は綺麗だったなあ。いままでで一番！また行ってみたいです（でもヨーロッパに行きたい・・・）。それにしても、なんでカラーなんかで撮ったんだろう？思い出せない。。です。

牟田義仁